2024.10.24
Case Study

展示会こそが、私たちの生きる道。
長年の出展経験が自社を成長に導いてきた

車・宇宙・機械・エレクトロニクス

プロフィール

  • 武蔵エンジニアリング株式会社 マーケティング戦略本部 セールスプロモーション部 係長 清水 優子さん(左)
  • 武蔵エンジニアリング株式会社 代表取締役 生島 直俊さん(中央)
  • 武蔵エンジニアリング株式会社 マーケティング戦略本部 セールスプロモーション部 係長 平野 貴之さん(右)

武蔵エンジニアリング株式会社は、ディスペンサーやロボットといった産業機械の開発・製造・販売を行う設備メーカー。1978年の設立以来、“展示会”を軸にビジネスを展開してきました。そんな同社が特に力を入れているのが、RX Japanが手掛ける「ネプコン ジャパン」です。多くの出展経験がある同社が思う、RX Japan主催の展示会の特長とは? 代表取締役社長の生島さん、展示会運営を指揮する平野さん、ブースデザインに携わる清水さんにお話をうかがいました。


会社情報

業種

半導体・電子・電気機器

従業員数

750名

出展した展示会

出展の背景

製品の動きを見て、音を聴いてもらえる
そのリアリティこそが、展示会を選ぶ理由

生島さん 液体精密制御技術に強みを持つ当社は、ディスペンサーの総合メーカーとして国内外から高い評価をいただいています。ディスペンサーって何?という方もいるかもしれませんが、今やあらゆるものづくりに欠かせない技術のひとつ。スマートフォンやテレビ、電気自動車などのエレクトロニクス関連はもちろん、医薬品や食品、さらには人工衛星や宇宙産業にも貢献しています。

展示物系への出展には40年以上も前から取り組んできました。数ある手法のなかで展示会を選び続けてきたのは、製品を前に、お客さまと膝を突き合わせて議論できる貴重な機会だから。製品に触れたり、動きを見てもらったり、音を聴いてもらったりと、広告では伝えきれないリアリティを伝えられるだけでなく、その場で生の意見を聞けることも展示会のメリットだと考えています。

ディスペンス技術はあらゆる分野に応用できるため、事業領域を広げると同時に、さまざまな業界の展示会に出展するようになりました。当初はエレクトロニクス関連の展示会に注力していたのですが、他の業界にも技術を応用できるのではと考え、次第にいろんな展示会に出展するようになりました。そのなかで出会ったのが、RX Japanさんです。もう30年以上のお付き合いになりますね。複数の専門展から構成されているRX Japanさんの展示会は、来場者数が多いだけでなく、真剣度も高い。新しい業界に認知を拡大していきたい私たちにとってぴったりだったんです。

さらに、海外展開を進める当社にとっては、海外のお客さまの多さも大きな魅力。展示会でお話しすると、日本のものづくりへの高い評価を実感します。日本にいながら、こうした商談ができるのはありがたいですね。

出展に向けて

展示内容は業界ごとにアレンジ
経験を重ねながら、もっと効果が出るブースへ

平野さん 年間20回ほどさまざまな業界の展示会に出展している当社ですが、展示内容は毎回同じではありません。業界が変わればお客さまのニーズも変わるため、展示内容やキャッチコピー、細かな装飾まで、業界ごとに見直し、アレンジしています。たとえば、製品を入れ替えたり、デモンストレーション時の見せ方を用途に合わせて変えたり。各業界のトレンドを取り入れることも重要です。ベースは活かしながらになりますが、こうした柔軟な対応は社内デザイナーがいるからできることでもありますね。

清水さん 社内デザイナーの私が実感しているのは、多くの来場者の目に入るブースデザインは、企業ブランディングにも効果的だということ。当社は2023年に第二創業を迎えたこともあり、今まさに新たな企業イメージの打ち出しに注力しています。これまでの「精緻さ、精密感」というイメージに加え、「先進性、柔軟なソリューション要素」も取り入れるようにしました。ブース内の見せ方やブース装飾を一新することで、来場されたお客さまからも「変わったね」といったうれしいお声をいただくようになりました。

また、新たな取り組みとして、デザイン時に3D CADを導入しました。人の目線で見た時にどう見えているのか、ブースの看板がちゃんと見えているかなどの検証も重ねながら、成果につながるデザインを追求していきたいです。


平野さん 他には、ブース内でのセミナーにも力を入れています。他社さんの事例を見て、当社もやってみようと新製品の紹介から始めてみたのですが、これがなかなか集客につながらなくて…。試行錯誤の結果、最近は「熱管理」「生産設備の自動化」「SDGs」など業界ごとの“キーワード”を軸にセミナーを実施するように。すると、足を止めてくださる方やセミナー後に質問に来てくださる方がぐんと増えたんです。出展を重ねるなかでノウハウが蓄積され、ブースづくりがブラッシュアップしていっているのを感じますね。

出展の成果

集客数も認知度も右肩上がり
展示会が、会社を成長させてくれた

生島さん 当社のビジネスは、展示会とともに成長してきたと言っても過言ではありません。実際に、ブースに訪れてくださるお客さまの数は、コロナ禍を除けばずっと右肩上がり。お客さまから「武蔵さんはどの展示会にもいますね」という言葉をいただくなど、確実に認知度が高まっている実感があります。

しかも、同時に商談に結びつく確率も上がっているんです。通常アポイントが取れないような大手メーカーの上層部の方がフラッとブースを訪れてくださって大きな受注につながったり、かつてお取引があったお客さまから新たなご相談をいただけたり。その場で実物を見て、触っていただけることが、大きな追い風になっていると思いますね。

特に大きな手応えを感じたのは、RX Japanさんにお声かけいただいて実現したネプコン ジャパンの特別講演です。RX Japanさんの展示会では各分野の最新技術について多くの講演が行われており、そこに当社も登壇させていただいたのですが、大きな広告効果になりました。

また、数年前には、RX Japanさん主催のファインテック ジャパンで当社の製品に対してアワードをいただいたことがあるのですが、市場内での認知が一気に広まり、国内はもちろん、中国や台湾などでのシェア拡大にもつながりました。液体精密制御技術において、世界のトップランナーとして走り出すきっかけをいただいたことに、今でも本当に感謝しています。


私たちにとって展示会は、偶然の出会いが起こる“邂逅”の場です。いろんなお客さまとの出会いが、当社を成長させてくれました。だからこそ思うのは、「偶然の出会いを、もっと必然にできたら」ということ。たとえば、来場者が求めている製品や技術を来場前におすすめできれば、来場者にとっても、出展企業にとっても大きなメリットになるはずです。RX Japanさんとは、長年お付き合いさせていただいているからこそ、きっとやってくれるという信頼がありますね。ぜひ、日本最大級の展示会主催会社として、展示会のさらなる進化を実現させてほしいです!


担当営業のコメント

RX Japan株式会社 第三事業本部 植村 亮也

展示会は、規模の大小を問わず、どんな企業にも平等にビジネスチャンスを提供できる素晴らしい商材だ、という信念で日々営業活動をしています。そんな中、武蔵エンジニアリングさまともご縁があり、今では展示会の価値向上のために同じ目線でアドバイスもいただける、私にとっても、展示会に欠かせないパートナーのような存在でいてくださっています。

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