世界から大きく遅れているからこそ、発展の余地が大きい日本
世界はなぜ、大規模展示会場の建設を進めてきたのか
半世紀以上前から、欧米諸国は、展示会がもたらす巨大な経済効果と、産業活性化に果たす役割を重要視し、展示会場の建設と展示会開催に力を注いできました。
この流れは、20年ほど前から中国・韓国・シンガポールなどのアジア諸国に波及。10年ほど前には、インド・ブラジルなど新興国にもおよび、各国は大規模な展示会場の建設に次々と着手しました。
一方、日本は大きな遅れをとりました。展示会には「自由競争が各産業を活性化し、発展させる」という考え方が基盤にありますが、日本では「競争を避け、保護されることを好む」傾向が強く、展示会は「年一回の同業者のお付き合いの場」と位置づけられていたからです。そのため、展示会の重要性が認識されず、開催される展示会も小規模で数も少なかったため、日本は「展示会場が少なく、規模も小さい」状況が長く続き、その発展を遅らせる大きな要因となりました。
以下の表1と表2を見ると、日本の遅れと課題が一目瞭然です。日本最大の展示会場である東京ビッグサイトは、規模で見ると世界55位です。また、日本の会場総面積44.6万㎡に比べ、欧米諸国は巨大な面積を誇り、近年、急速に会場建設を進めてきた中国は、総面積1,235万㎡と日本の約27倍もの圧倒的な広さです。
表1 展示会会場の面積世界ランキング
表2 各国の展示会場総面積の比較
世界中から人・モノ・情報が集まる「展示会立国 日本」を実現!
各国が、展示会場の規模を競って大きくしてきた理由は次の通りです。
- 会場の面積が大きいほど、数多くの展示会を開催でき、その規模も拡大できます。それによって、より多くの製品が出展され、展示会の価値も高まります。さらに、展示会が生み出す経済効果も会場の規模に比例して大きくなります。
- 幅広い産業分野において、各国は「自国をビジネスの中心地にするため、自国の展示会を他国より大規模にする」ことを重要視し、会場の拡大を進めてきました。かつて、日本ではこの認識が薄く、会場面積の大幅な不足が生じ、欧米や中国との展示会競争で取り残されるようになりました。
- 各国は、展示会が生み出すメリットを重視し、「新しい展示会を誰もが、いつでも始動できるよう、常に余分な展示スペースを確保する」方針で、会場規模の拡大を推進しています。逆に、日本では「稼働率を高め、空きスペースを出さない」ことを重視したため、規模の拡大において大きく遅れました。
資源が乏しい国である日本が、経済大国であり続けるには、世界中から人・モノ・情報が集まる「展示会立国」になることが不可欠です。そのためには、会場面積の拡大と、開催数と規模の増大が必要です。具体的には、会場総面積は現在の4倍の170万㎡に拡大し、展示会の数と規模も4倍に増やすことが求められます。
今からでも遅くはなく、遅れているからこそ、発展の余地は大きいと言えます。「展示会立国 日本」の実現のため、RX Japanは価値ある展示会を創造し続けます。
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ゼロからはじめる展示会出展パーフェクトブック
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